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振り返り⑥題詠blog2014_深影コトハ

少し忙しくしていて間隔が空いてしまいました。
「詠む」「読む」共に、もう少し量をこなせるバイタリティを身につけねば。
スロー更新ですが、お付き合いください。

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051:たいせつ たいせつにしまっていてね あの夏の手紙 砂浜 もつれた小指
「たいせつ」という平仮名のニュアンスを崩さないように、全体を組み立てました。
011:「錆」の歌もそうですが、説明を添えずにパーツをただ並べていく歌が好きなようです。

052:戒 戒名はさざなみ 墓標は引き潮が置き去りにしたあの貝殻よ
お気に入りの歌の1つです。死ぬときは静かに静かに、そっと。誰も騒がないでほしい。

053:藍 恋と呼ぶにはまだはやく 秘めやかに透きとおっていく虹の藍色
虹は7色あると言いますが、明確に7つの色を判別できる虹には滅多にお目に掛かりません。
恋未満の密やかなときめきを、曖昧に空に溶けていく最下部の藍色にたとえて。

054:照 横顔は悲しい向きに照らされて エンドロールの時間ね きっと
夕日の光はスポットライトの色味にとてもよく似ています。
私たちの物語はここで終幕。そんな予感を感じさせる横顔を黙って見つめます。

055:芸術 滑稽な愛を貪るあの部屋で前衛芸術ゴッコしようよ
世の中で「愛」と呼ばれているものは、具象化すると滑稽なモノになることが多いです。

056:余 わたくしに余生を買われし薔薇 一輪 傷付くための美しさがある
気まぐれに薔薇を贖いました。その薔薇は枯れるまで私だけのものとなりました。
そのような一生となった薔薇は、私のことを恨んでいるかな、と少し考えました。

057:県 ああ2人手を取り合って県境を踏み越える時の刹那のめまい
国境と違って、県境は簡単に越えることができてしまいます。本人らも気付かぬうちに。
駆け落ちほど大層なものではなくても、遠出はやはりどこか罪深い…ですね。

058:惨 惨劇の被害者みたいな顔をしてスイカ頬張る君が愛しい
大きく八つ切りにしたスイカにそのまま齧り付いて、頬まで真っ赤に染まった情景を詠んだものでしたが、
少し伝わりにくかったようで…精進しなきゃだめですね。

059:畑 殺菌力のたかいたかいキスでした ひまわり畑で君と、あの夏。
この歌をつくっているときに、なぜか「出し惜しみするな」と誰かに叱られた気がしました。
半熟者なので全力でいきます。いつも後はありません。

060:懲 懲らしめるために女は創られて足の指まで穢(あい)されている
「罪おほき男こらせと肌きよく黒髪長くつくられし我れ(与謝野晶子)」を踏まえて詠みました。
更にその下地はギリシャ神話のパンドラなのかな。女は男を罰するために生まれたそうです。



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振り返り⑤題詠blog2014_深影コトハ

前回に引き続いて、更に苦しんだ10首となりました。
ただ、「ヤフー」とか「桑」とかは、皆さん結構苦しまれたようで、、。
自分の振り返りが終わったら、他の方の鑑賞も徐々にまとめていきたいです。

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041:一生 一生を懸けてこの詩を紡ぐから来世の隣は空けて待ってて
「歌」にするか「詩」にするかで随分悩みました。
最終的には、云いたい言葉ではなく、云われたい言葉に落ち着かせたのだと思います。

042:尊 尊厳のある死を迎へたことでせう 翅をひらいて沈める蝶々
口語の軽さがどうにも似合わなくて、恐る恐る文語調に仕立てました。
水に沈む蝶々の美しさと怖ろしさ、そして一瞬匂い立つ魔性。

043:ヤフー Googleでヤフーと検索する人がみんな不幸せになりますように
「私」を呼び出しておいて「あの娘」のことを訊く、そんな不躾さ。
もちろん検索エンジンはそんなこといちいち気にしていないでしょうが。

044:発 この夜をたゆたう発光体となる 鱗のように剥がれるペディキュア
少し呼吸が苦しい夜などに、海の底を泳ぐ魚を思い浮かべることがあります。
それだけで少し楽になれるような、孤独を受け入れられるような不思議な気分になります。

045:桑 桑の実を赤く潰して駆けていく子らの背にペルセウスの翼
桑の実を踏み潰したスニーカーの裏は、まるで血だまりに踏みこんだよう。
恐れ知らずの子供たちを、ギリシア神話の無邪気な英雄にたとえました。

046:賛 賛美歌が響く聖夜の引き出しの奥に隠したレースの下着
親に隠れて、初めて大胆な下着を買った時の記憶。
中学・高校とプロテスタントの学校に通っていたので、賛美歌は割と嫌いじゃないです。

047:持 ああごめん気付かなかったの ちっぽけな君の矜持を踏み付けてた事
プライドが高い/低いの議論って不毛だなぁ…と思います。そんなもの測る必要はないのに。
傷付けられたものを自分でリカバリできない矜持など、私は矜持だと認めません。

048:センター パンプスで立つバッティングセンターでヒロインとして試されている
(散々悩んだ末に、紅白短歌合戦14'にはこちらの歌を提出させて頂きました。)
会社帰りに何度かバッティングセンターに寄ったことがあります。
リボンの髪留めにハイヒールでバッターボックスに立つと少々滑稽ですが、とても楽しい気分になります。

049:岬 天国に一番近い岬からあの日の南京錠を撃墜(おと)して
恋人同士の証として、南京錠を掛けられる岬って結構多いですよね。
ただ、当然すべてのカップルが永遠に結ばれるとは限らないわけで…
そんな「用済み」の錠を、天使が順番に撃ち落としていたら面白いな、と思います。

050:頻 「誰と」とは言わない頻度が増えていき ああ 君は今幸せなんです
SNSでのさりげない投稿の変化。バレバレだけど、あえて指摘しないのが華ですね。
一度でも愛し合った君が今幸せでいてくれて、素直に嬉しい。





振り返り④題詠blog2014_深影コトハ

この10首は、吐き出すまでがとても苦しかったな、と思い出しています。
相性の悪いお題が重なったのか、心情的に短歌が詠み辛かったのか…
いずれにせよ、私の未熟さが露呈する仕上がりになっています。

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031:栗 栗鼠のような瞳濡らして小娘は喪い方すら心得ていた
勝てないな、と思います。自分が若いことを知っている娘には。
短歌をはじめて今年で10年、そんな感想を抱くようになった自分に苦笑…。

032:叩 叩いたらやわらかかった 生きていくしかないんだねきみもわたしも
生きている物は皆、ぐにゃり、としている。
あたたかく、弱く、しなやかに、頼りなげに、生命力に追い立てられるように生きている。

033:連絡 私から連絡することはもうない (なら消去してしまえばいいのに)
元恋人の連絡先を、別れた瞬間に消してしまう人がいる。かと思えば、いつまでも残しておく人もいる。
そこにあるのは未練ではない何かだと思う。でもそれが何なのかは分からない。

034:由 貴方には席を立つ自由 私には泣かない自由が許されている
「泣かないから強い」と誰が決めたのだと、いつも思う。
けれど、「泣かない自由」「席を立つ自由」を知る私は、少なくとも弱くはないのでしょう。

035:因 玉ねぎはいつも誰かに刻まれる 落ちる涙の原因として
泣いていたのは玉ねぎのせいだよ、って言うのは1つの形式美。
真相は甘く甘く、飴色になるまで煮込んでしまえば良い。

036:ふわり 終末の兆しと思う 覚えのない柔軟剤がふわりと香る
変化は敏感に「嗅ぎ取る」モノ。鼻の悪い私にはあまり理解のできない感覚でしたが、
心が離れていくのを「匂い」で感じとってしまう人もいるのですね。

037:宴  蟹の甲羅さばいた鋏で封を切るあの娘の披露宴ノオ知ラセ
悪気はないのですが、同じハサミを使い回しました。
一人暮らしの家にはハサミが1つしかなかったのです。

038:華 万華鏡 インフルエンザの夢の中 君の影だけ裏返ったまま
高熱に浮かされているときくらいせめて静かに落ち着いた夢を見たいのに、
そういう時に限って、極彩色のやたら喧しい夢を見るのです。

039:鮭 君は多分ブルームーンを飲みながら猫に鮭缶開けている頃 
とにかくお酒が好きな人でした。きっと今夜もどこかのBarで飲んでいる。
素敵な名前のカクテルをたくさん知っていて羨ましかった。私もお酒に強ければ良かったのに。

040:跡 タグ付けが出来ない人といる朝の海に向かって消える足跡
生涯忘れないと思う、ハイヒールを濡らして歩いた朝焼けの海岸線。
オール明けの腫れぼったい電車のなかで作った作品です。




振り返り③題詠blog2014_深影コトハ

こうやって振り返っていくと、
100首の中に微妙に傾向の色ムラがありますね。
思い付く順に詠んでいったのですが、やっぱりある程度は時期が固まっているからかな。

あとでまとめて副題付けていきたいです。
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021:折 折り紙のお花とオレンジジュース添えられて小さな小さなお棺
乳幼児用の木棺を見たことがあります。
その中に人が入っていると信じられないくらいあまりにも小さいお棺でした。

022:関東 関東の味も言葉も好かん。けど君と生きていくんやもん。アホウ。
改めて読むとドリカムの「大阪LOVER」の逆バージョンみたいですね。
関東の味も言葉もホントいけ好かないです。何年たっても慣れる気がしない。

023:保 (オトナだし)(百万ドルの夜景だし)保険のような口付けをする
キスなんて、から、キスくらい、に変わるのが大人の階段なのかもしれませんね。
ある程度の打算を加味した都会型恋愛も嫌いじゃないです。

024:維 甘くしか抱いてくれない君の腕 繊維の味がするまで咬んだ
優しさがもどかしくてイライラする。服の上からの甘咬みだったら許してもらえますか。
引っ掻いたり、咬んだり、…本当にケモノで申し訳ないですが。

025:がっかり がっかりの顔文字みたいなイニシャルを「半分よこせ」って言ったらどうする?
(T.T)とか(Y.Y)のイニシャルって、がっかりしている顔に見えますよね。
「名字をよこせ」という感覚、ひょっとしたら男性はピンと来ないのかもしれません。

026:応 ほっぺたの米粒つまんで微笑んだ ここから先は応用問題
相手の頬に米粒が付いていたので思わず取ってあげたけど、その取った米粒どうしよう…。
答えは人それぞれ。まずは悠然と微笑んであげてください。

027:炎 思い出が炎症を起こしているようです 痛む箇所ごと切除しましょう
治療しないの?ってよく訊かれる。私は躊躇なく切り捨ててしまう主義です。
とても痛みやすい芯の部分を守るために。

028:塗 傷口に辛子を塗って欲しそうに見つめるあなたは面倒くさい
「傷付けて欲しがる人」って意外に多くて…誰かのせいにして泣きたいのかな。

029:スープ 今頃はスープの冷めないリビングで言い訳バナシが咲いてるでしょう
「スープの冷めない距離」という慣用句があります。それとは直接関係ないですが、
温かい食卓で、言い訳が紡がれていく光景を想像するとうすら寒いです。

030:噴 虹色の噴水 真下を駆け抜けてハッピーエンドの人魚姫になる
この歌を作っている辺りで、きっと夏になりました。
キラキラした虹色の水滴の反射に、ただ駆け回るだけで幸せな気分になれる季節です。




振り返り②題詠blog2014_深影コトハ

予想していたことだけど、振り返るのにものすごく時間がかかる…。
100首全部終わらせられるか不安です。徐々に上達していけばいいのですが。

行きます。
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011:錆  鎖のないブランコ 砂でできた靴 湖底に沈む夢 錆びた鍵
これも自分では好きな歌の1つです。
不思議な世界の扉を開けてくれるのは、きっと「どうしようもないもの」たちなのだと思います。

012:延 2度延滞して読まないまま返却した幸せすぎる恋の結末 
最近、幸せな物語が読めなくなりました。
安いお肉の脂身と同じで、歳を取るごとに受け入れられなくなっている気がします。

013:実 ギリギリと君が捻じれる夢を見て泣いて目覚めた 不実な朝に
よく、泣いて目が覚めることがあります。誰にも云いませんけれど。
君が死ぬ夢を見るのは、私に疾しいところがある所為でしょう。

014:壇 祭壇に召される羊の眼差しで私を見てたあの娘は死んだ
幼すぎる魂のぶつかり合いに、救えなかった人もいます。
思い出の中の静かな瞳だけが、今も私を責め立てています。

015:艶 艶やかな黒鍵なぞる君の指 (こっちを見て)ねぇ ショパンを弾いて
ピアノを弾く姿が美しいと思った。けれど、自分の方を振り向かせた瞬間、
彼の神性は失われてしまうでしょう。
「弾いて」という言葉だけが、彼と私をつなぐ唯一の糸でした。

016:捜 救助から捜索隊に名を変えた雪山の朝は誰も無口で
「救助隊」が数日後に「捜索隊」に名を変えていたNEWSを見て。
「救う」から「捜す」へ…わずかな変化ですが、とても残酷なことだと思います。

017:サービス さよならの痕跡消した明け方の雪は優しいアフターサービス
夜中に降る雪は全てをリセットしてくれるから好きです。
去っていった足跡もまるでなかったことみたいに。

018:援 君を今にも抜かさんとする白を応援している 踏み絵のように
学生時代、違うクラスに彼氏がいる子はこんな思いをしていましたね。懐かしいです。

019:妹 妹がいて近眼でマルボロの端を囓む人ばかり好きになる
好きになる人って、なぜか妙な共通点があるものです。
共通点を見つける度に、「またか」と少しわくわくしたり、あるいはがっかりしたり。

020:央 中央線は沈む夕日に熔けてゆき回送車両に眠るイカロス
JR中央線のシンボルカラーは夕日色。
海に落ちたイカロスを救いだしてどこかでそっと休ませてあげてほしい。




振り返り①題詠blog2014_深影コトハ

大分時間が開いてしまいましたが、、
せっかく初完走で100首を残すことが出来たので、
軽く自分の詠草を振り返ってみようかなと…。

もちろん短歌なので、どのように解釈して頂いても大丈夫なのですが、
あくまでも「こんなつもりで書きました」という添え書きです。

よろしければ、しばらくの間お付き合いくださいませ。
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001:咲 満月が咲く真夜中のお電話は異国の子守唄のようでした
なんとなく、最初と最後の歌は実話にしよう、と決めていました。
この頃、とある人と毎晩のようにお電話をしていました。
ベッドの中で聴く声は、まるで子守唄のように優しく、不思議なくすぐったさがありました。

002:飲 飲み込んだ言葉が海に還るまで私を包んで 真珠のように
大人になって、言いたいことをそのまま表に出す機会は減りました。
鋭利な言葉をやわらかく包(くる)み続けていれば、いつか真珠のような光沢で輝くのでしょう。

003:育 あれは多分ファウルを告げる笛の音で2度目のキスは体育倉庫
きっと体育館では普通に試合(授業)が行われていて…いけない2人です。
ファウルの笛の音だけを遠く頭の奥の方で受けている、そんな瞬間。

004:瓶 ラムネ瓶に青い花火を映しつつ瞬間(とき)が弾けるのを待っていた
ラムネがとても好きです。縁日で見かけたら必ず買ってもらいます。
しゅわしゅわする泡も、さわやかな甘さも、10代の頃の恋に紐付くシンボルです。

005:返事 お返事の代わりに付けた傷跡がハートマークに見えますように
このテーマ、詠むまでにものすごく苦労した覚えがあるのですが、仕上がってみればお気に入りの歌の1つです。
爪を立てるしかできないのです。言葉にしないと決めたことだから。

006:員 定員に達しましたので締め切ります 私の心を退出ください
「恋は、フィーリング、タイミング、ハプニング」だと誰かが言っていました。
逆に言えば、その3つが揃っていないと、いくら縁が深くても恋は始まらないのでしょうね。

007:快 快晴の空に手足を放り投げ カミサマを捨てるのはこんな日
この歌を気に入ってくださった方をちらほらお見かけしていて、なんだか嬉しいです。
「神様」「かみさま」「カミサマ」の表記に半日悩んだ覚えがあります。

008:原 原稿の涙の跡をペンでなぞる これはキリンの書いた恋文
紙に落ちる涙の染みってキリンの体模様みたいだなぁ…と思ったところから出来た歌です。
最近触れなくなりましたが、原稿用紙には独特の色気があって好きです。

009:いずれ いずれかの来世で花と雨として触れあうことを 夢みて眠る
自分のなかで最も気に入っている歌の1つです。
熱と冷たさ、夢と現実、絶望と希望の両方を持っている歌だと思います。

010:倒 「これ以上近付けません」という印 交差したまま倒れた傘は
交差して倒れた傘は×印ですね。「この人はダメ」という警告。誰かからの。
そのふっと現実を取り戻す瞬間は、賢くて哀しいです。




完走報告(深影コトハ)

3度目の挑戦で初めて完走することができました。
とても大切な財産になりました。ありがとうございました。





テーマ : 短歌
ジャンル : 小説・文学

100:最後(深影コトハ)

君の歌聴いてるよ 遠く離れても 地球最後の日はここで待つ




テーマ : 短歌
ジャンル : 小説・文学

099:観(深影コトハ)

月だけが観ていた抱擁 シャガールの絵の中そっと隠してください




テーマ : 短歌
ジャンル : 小説・文学

098:吉(深影コトハ)

眼球の裏に棲んでいる小人が夜な夜な告げる恋の吉凶




テーマ : 短歌
ジャンル : 小説・文学

097:陽(深影コトハ)

腫れあがる唇は陽性 真夜中のシャワーでそっと消す夢の痕




テーマ : 短歌
ジャンル : 小説・文学

096:翻(深影コトハ)

シャレオツな翻訳を知り君にもう月が綺麗と云えなくなった




テーマ : 短歌
ジャンル : 小説・文学

095:運命(深影コトハ)

【運命の人 募集中】 当方はパンをくわえて走っています




テーマ : 短歌
ジャンル : 小説・文学

094:雇(深影コトハ)

雇われの合コンなれば心得ております、先輩 #レモン絞りません




テーマ : 短歌
ジャンル : 小説・文学

093:印(深影コトハ)

焦れったい印ばかりを付けないで今すぐ私を調律してよ




テーマ : 短歌
ジャンル : 小説・文学

092:勝手(深影コトハ)

奥さんと初めて逢った店の名を訊いて勝手に傷付いている



テーマ : 短歌
ジャンル : 小説・文学

091:覧(深影コトハ)

(この先は落ちていくだけ) 観覧車の (ほらね) 頂上で (もう) キス (お・ち・る)




テーマ : 短歌
ジャンル : 小説・文学

090:布(深影コトハ)

抱き合うため冷やされすぎたこの部屋に散らばる布は星座のようで




テーマ : 短歌
ジャンル : 小説・文学

089:煽(深影コトハ)

やは肌のあつき血汐に触れた罰です ほらもっと煽ってあげる




テーマ : 短歌
ジャンル : 小説・文学

088:七(深影コトハ)

君は来る 来ない 来る 来ない さっきから七拍子の曲が流れている




テーマ : 短歌
ジャンル : 小説・文学

087:故意(深影コトハ)

何一つ訊かないけれどくちびるで故意になぞった背中の傷跡




テーマ : 短歌
ジャンル : 小説・文学

086:魅(深影コトハ)

液晶を撫でる指先に魅せられて いつかの夜を思い出しおり




テーマ : 短歌
ジャンル : 小説・文学

085:遥(深影コトハ)

遥かなる昔あなたは竜でした 背骨に小指がぴたりとはまる




テーマ : 短歌
ジャンル : 小説・文学

084:皇(深影コトハ)

愛されるため捨ててきたものがあり 空を見あげる皇帝ペンギン




テーマ : 短歌
ジャンル : 小説・文学

083:射(深影コトハ)

思い出はプリズム 別れの肩越しに見た月虹を乱反射して




テーマ : 短歌
ジャンル : 小説・文学

     
プロフィール

深影コトハ

Author:深影コトハ
半熟者の歌詠みです。
題詠blog2014完走できたごほうびにこっそりTwitterはじめました。
@cotoha_mikage

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