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振り返り⑤題詠blog2014_深影コトハ

前回に引き続いて、更に苦しんだ10首となりました。
ただ、「ヤフー」とか「桑」とかは、皆さん結構苦しまれたようで、、。
自分の振り返りが終わったら、他の方の鑑賞も徐々にまとめていきたいです。

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041:一生 一生を懸けてこの詩を紡ぐから来世の隣は空けて待ってて
「歌」にするか「詩」にするかで随分悩みました。
最終的には、云いたい言葉ではなく、云われたい言葉に落ち着かせたのだと思います。

042:尊 尊厳のある死を迎へたことでせう 翅をひらいて沈める蝶々
口語の軽さがどうにも似合わなくて、恐る恐る文語調に仕立てました。
水に沈む蝶々の美しさと怖ろしさ、そして一瞬匂い立つ魔性。

043:ヤフー Googleでヤフーと検索する人がみんな不幸せになりますように
「私」を呼び出しておいて「あの娘」のことを訊く、そんな不躾さ。
もちろん検索エンジンはそんなこといちいち気にしていないでしょうが。

044:発 この夜をたゆたう発光体となる 鱗のように剥がれるペディキュア
少し呼吸が苦しい夜などに、海の底を泳ぐ魚を思い浮かべることがあります。
それだけで少し楽になれるような、孤独を受け入れられるような不思議な気分になります。

045:桑 桑の実を赤く潰して駆けていく子らの背にペルセウスの翼
桑の実を踏み潰したスニーカーの裏は、まるで血だまりに踏みこんだよう。
恐れ知らずの子供たちを、ギリシア神話の無邪気な英雄にたとえました。

046:賛 賛美歌が響く聖夜の引き出しの奥に隠したレースの下着
親に隠れて、初めて大胆な下着を買った時の記憶。
中学・高校とプロテスタントの学校に通っていたので、賛美歌は割と嫌いじゃないです。

047:持 ああごめん気付かなかったの ちっぽけな君の矜持を踏み付けてた事
プライドが高い/低いの議論って不毛だなぁ…と思います。そんなもの測る必要はないのに。
傷付けられたものを自分でリカバリできない矜持など、私は矜持だと認めません。

048:センター パンプスで立つバッティングセンターでヒロインとして試されている
(散々悩んだ末に、紅白短歌合戦14'にはこちらの歌を提出させて頂きました。)
会社帰りに何度かバッティングセンターに寄ったことがあります。
リボンの髪留めにハイヒールでバッターボックスに立つと少々滑稽ですが、とても楽しい気分になります。

049:岬 天国に一番近い岬からあの日の南京錠を撃墜(おと)して
恋人同士の証として、南京錠を掛けられる岬って結構多いですよね。
ただ、当然すべてのカップルが永遠に結ばれるとは限らないわけで…
そんな「用済み」の錠を、天使が順番に撃ち落としていたら面白いな、と思います。

050:頻 「誰と」とは言わない頻度が増えていき ああ 君は今幸せなんです
SNSでのさりげない投稿の変化。バレバレだけど、あえて指摘しないのが華ですね。
一度でも愛し合った君が今幸せでいてくれて、素直に嬉しい。





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プロフィール

深影コトハ

Author:深影コトハ
半熟者の歌詠みです。
題詠blog2014完走できたごほうびにこっそりTwitterはじめました。
@cotoha_mikage

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